おっぱいが出ないのは母性がないから?

妊娠中の女性の体は、出産後に赤ちゃんにすぐおっぱいをあげられるよう、母乳を作る準備をしています。乳腺が育ち、そこから母乳が分泌されますが、妊娠した時にはまだ「母性」はできていません。

女性はもともと母性を持っていますが、「わが子が愛しい」と思うほどの母性が生まれるのは、出産後のことです。そこで、「母性があるから母乳が出る」と勘違いしている方がいらっしゃいますが、まったく逆なのです。

母乳ができる仕組み!

赤ちゃんを出産すると、プロゲステロンという女性ホルモンの働きが弱くなり、代わりにオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンには母乳を分泌させる働きがあります。

乳腺を育てるホルモンはまた別で、プロラクチンというホルモンです。このホルモンは母性を生み出すともいわれており、乳腺を発達させるために母性が生まれるのです。

つまり、母乳が出ないことには母性が産まれないのです。母性が産まれたら母乳が出る、というわけではありません。

母性が生まれるのはいつ?

通常、出産直後にプロゲステロンの働きが弱まっていきますから、母乳を作り出すオキシトシンというホルモンが分泌されはじめ、出産から3日後には母乳が完全に分泌されるようになります。

母乳を作り出す2つのホルモンは、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で多く分泌されます。「吸いにくい乳首のカタチ」をしているとホルモン分泌が促されず、母乳が出にくいというケースもあります。

そこで母性が生まれるタイミングですが、「赤ちゃんに吸ってもらう」「母乳が出る」この2つのことが引き金となり、母性ホルモンがどんどん分泌されます。よって、ママに母性がうまれるのは、赤ちゃんが生まれてから1週間前後だということがわかります。

まとめ

「母性がないから母乳が出ない」という考えは偏見です。母乳が出なくても、子への愛はみな同じです。愛の深さをはかることはできませんが、お腹を痛め、10か月間もの間守り続けてきた我が子がやっと産まれたのですから、母性ホルモンが分泌されます。

赤ちゃんとの絆が深まるにつれ母乳もどんどん作られますから、赤ちゃんはどんどん大きくなっていくのです。母乳が出ないからと不安になる必要はありません。

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