
赤ちゃんの「高い高い」って大丈夫?妊娠中に知っておきたい揺さぶられっ子症候群のこと!
揺さぶられっ子症候群というのをご存知でしょうか。生まれたばかりの赤ちゃんは、体の組織がしっかりと出来ていません。
そんな時に「高い高い」はしても良いのでしょうか。赤ちゃんへの高い高いはとても危険な行為です。最悪の場合、揺さぶられっ子症候群になる可能性もあるのです。
揺さぶられっ子症候群とは?
産まれたばかりの新生児の頭の中には隙間があります。その隙間は、大きくなるにつれて埋まっていきます。新生児の時に頭を強く揺さぶると、その隙間の中で脳まで揺れてしまい、「揺さぶられっ子症候群」になってしまうのです。
揺さぶられっ子症候群とはその名の通り、強く揺さぶられることで起こる障害のことです。揺さぶられたことで脳に障害が起こり、歩けなくなった子もいます。赤ちゃんの頭蓋骨の中は隙間が多く、血管も切れやすい状態です。強く揺さぶる行為は、とても危険なのです。
高い高いをしたら揺さぶられっ子症候群になる?
赤ちゃんは生後4か月頃まで、首が座っていません。「高い高い」をするということは、両脇を抱えて持ち上げるということです。
首を支えていない状態ですから、揺さぶられっ子症候群を疑う前に、首の骨が折れるなど大惨事に繋がります。また、首が座ってからの「高い高い」も揺さぶられっ子症候群になる可能性が大いにあります。
小さいうちは、高い高いをしても喜びませんから、「高い高い」はただの大人のエゴです。パパはそういったあやし方をしてしまいがちですから、揺さぶられっ子症候群にならないためにも伝えておきましょう。
赤ちゃんに「高い高い」はいつからできるのか
妊娠中にお腹の中で揺れている赤ちゃんは、揺さぶられっ子症候群にはなりません。通常は、1秒間に5回程度のペースで前後に揺れることで揺さぶられっ子症候群になります。
激しい揺れじゃないとならないものですが、新生児は特になりやすいです。「高い高い」ができる目安は、自分で立って歩き始める頃だと考えましょう。それまでは、高さや怖さも知りません。高いところから落ちたら痛い、ということも理解していないうちは、「高い高い」というあやし方は必要ないでしょう。
まとめ
初めての育児に戸惑い、ダメなあやし方をしてしまう、そういったケースはよくあります。赤ちゃんを「たかいたか~い」と持ち上げるあやし方は、定番ですが新生児にはNGです。
妊娠中からしっかりと理解し、周囲の協力してくれる方にも注意しておきましょう。
関連するまとめ

首すわりの時期っていつ?首すわりが早くなる方法や首が座るまでに注意することは?
赤ちゃんを見るとたくさんの癒しをもらいます。毎日楽しく育児をする中で初めてのことにはとまどい、時には不安にな…
yumiyukiya / 3310 view