
帝王切開ってどんなときにおこなわれるの?帝王切開の基礎を知っておこう!
自然分娩を希望していても、帝王切開になる可能性はあります。救急の場合や、ハイリスク出産の場合に帝王切開で出産することとなりますが、基本的なことは先生は教えてくれません。
どういった手術なのか詳しく聞くこともできますが、ある程度の基礎はインターネットからでも情報が得られます!
そもそも「帝王切開」とは?
日本人で帝王切開により出産をした人は、全体の20%程度だと言われています。
帝王切開は通常、ハイリスク出産と呼ばれる、難産の場合に妊婦さんの腹壁や子宮壁を切り開き、胎児を取り出すという手術で出産をする方法です。帝王切開を希望される方が増えたわけではなく、近年はハイリスク出産の割合が増えたため、帝王切開で出産される方が20年間で2倍に増えたと言われています。
日本の医療技術は日々進歩していますから、帝王切開もより安全になり、人々が帝王切開での出産を受け入れたという点も、帝王切開で出産される方が増えた理由の一つです。
先生は教えてくれないのか?
帝王切開について先生から詳しく教えてもらうことは可能です。
ですが、普通分娩が可能な方に対して帝王切開の基礎など、先生は教えてくれません。帝王切開になるケースは2つあります。選択帝王切開、もしくは緊急帝王切開をしなければいけなくなったケースです。赤ちゃんの成長度合いによって、帝王切開が良いと判断された場合、もしくはなんらかの問題が起こっていると、帝王切開になります。
そういった場合にのみ迅速に行われるため、基本的なことを予め教えてくれるわけではないのです。
普通分娩と帝王切開の違い
基本的に、帝王切開と普通分娩には違いはありません。緊急時のみ全身麻酔をしますが、通常は硬膜外麻酔ですから、目が覚めている状態で出産をして、生まれたばかりの赤ちゃんをすぐに見ることができます。
普通分娩よりも、帝王切開の方が少し入院は長引きます。術後には腹部を縫合した痛みなどがあり、授乳や赤ちゃんを抱く、お風呂に入るといった動作が辛くなります。普通分娩にも帝王切開にも、メリットやデメリットがあります。
まとめ
もし帝王切開になりそうだ、と予想される場合は、主治医の先生に帝王切開の基礎を聞いておきましょう。
近年では医療の進歩から、帝王切開後2人目の出産は普通に分娩することができる、ブイバックと呼ばれる出産も増えました。
いずれも、「赤ちゃんが生まれる」のですから、リスクもありますし、母子の健康を第一に出産方法を選ばなければいけないことを覚えておいてください。
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